病名略語でレセプトチェックしよう

一連の算定解釈、一連の画像、手術の一連

診療報酬、いわば病院の医療費の計算での、診療点数の算定で、一連という言葉が出てきます。
その一連の解釈を私の解釈で説明します。

画像の一連の解釈・例外がある

→算定本より一連の撮影とは? 特殊撮影、乳房撮影、心臓及び冠動脈の異様撮影の診断料及び撮影料は フィルムの枚数にかかわらず一連のものについて1回として1回として算定する。
但し別個に撮影した両側の肺野の断層写真等、撮影部位の異なる場合(乳房撮影除く)は部位ごとに1回とする。

X線の場合

レントゲンの一連とは一般的にフィルムに収まる範囲内を言われる。

手関節、肩関節を局所で撮影すると、もちろん撮影料は分けて算定する。
つまり右親指と右人差し指なら、右手一連と算定するのが一般的だと思われる。
(右手関節には橈骨遠位端は含まれるかもしれないし、上腕骨撮影も橈骨遠位端が含まれるかもしれない。肘関節には橈骨近位端が含まれるかもしれない感じ)
股関節を撮影すると右を撮影してもどうしても左も写ってしまう。こういう場合、左右か両かは医療機関によって意見は別れる。(左右病名が有る場合、左右別で算定し減点されたことはない)

例外:胸部と肋骨は一連ではない(肋骨骨折を疑うときは算定可能)
例外:腰と骨盤も一連ではない(腰椎、骨盤の病名)
例外:胸腰椎はよく圧迫骨折する胸腰椎移行部なら一連かもしれないが、胸椎、腰椎別病名だと一連撮影ではないかもしれない

左右算定例・人間には左右同じものが付いている部位がある臓器含む

両膝打撲で両膝2R
右膝2方向2枚
左膝2方向2枚
で算定。

右膝打撲で両膝2R(子供などが多い)
両膝4枚対照部位比較というコメントをつけて算定。
撮影料は右膝に対してしか算定できない。

※撮影枚数上限についてはこちらのページ参照

CTはMRIそれぞれ同日一回しか算定できない。何箇所撮影しても

CT、MRIそれぞれどれだけ部位を撮影しても一回しか算定できない
(例外 施設基準をとった多発外傷は加算有り。筒の中に全身で入る検査ですからね。)

※CT2回MRI2回が同日で無理であって、CT1回MRI1回は同日で可能

例外として一日2回以上算定は可能な解釈がある。
脳出血が広がる過程を新たな症状が時間差で発生する場合や、 なんらかの理由で時間差で撮影が必要な場合は「時間とその旨をコメントや詳記」で書く。

手術の一連の算定解釈。一連とは期間であり左右のことではない

(一連)の解釈

算定解釈
網膜光凝固(一連)
体外衝撃波疼痛治療(一連)
とは、期間のことである
1月に始まって、6月ぐらいまでそれを続ければそれは一連。
一旦終了して、半年後また開始すれば一連ではない。

一連は期間なので部位ではないので、
網膜光凝固(一連)
が右眼なら
左をしたら左を新たに算定できる。
一連は左右の解釈ではない。

※病院によっては昔から体外衝撃波疼痛治療(一連)については両足底腱炎でも2つ算定していない。先生には聞いて見る予定。

話はずれるが「複」「指」とある手術は複数算定できる

複数なら50/100,指なら100/100等。
その他、創傷処理など、同一手術野は一連とみなされる。
つまり、右腕を裂創、左膝を裂創、それぞれナートすれば、創傷処理右腕、創傷処理左膝をそれぞれ算定できる。
これはもっと点数の高い手術でも同じこと。
同日の手術を複数算定はしっかり詳記を書かないと、バッサリ減点されるので注意。