病名略語でレセプトチェックしよう

療養型病院の外来収入を上げる方法の考察

約100床ぐらいの特定疾患療養管理料87点を取るぐらいの大きさの病院の外来の売上げを上げる方法を考察してみました。
私が働く病院は約100床で、半分が療養、さらに介護センターを持っており、通所リハビリ、デイサービスを行っています。
患者数が変わらず、月の外来売上げを約1割アップさせれたのでその方法を書こうと思います。

●患者が増えたら病院の収入は上がるが、事務員に何ができるのか?

そもそも患者数を上げれば収入に結びつきますが、私のいる病院は評価が低いため無理です。
さらに病院の周りに住宅がないので定期薬の患者が非常に少ないです。
私が客観的に見るに、ここ3年ぐらい前から院長などが変わり、評価が上がっていますが、
それが患者数増加に伴うのは非常に時間がかかるし、希望的観測です。
医療事務の努力というのはどうしたらいいのでしょうか?
私はやっぱり顧客単価を上げるしかないと思いました。

●療養型病院の外来患者は定期薬か風邪などの軽症ばかり

私が働く病院の外来は軽症ばかりです。大抵が風邪か胃腸炎です
軽症は検査もせず、ピーエルや、ミヤBMだして終わりです。
病院の売上げは1人につき4000円ほどで、クリニックよりも少ないんじゃないでしょうか。
患者にとっては安くつきますが、病院にとっては患者単価が少なすぎて収入になりません。

●大抵の内科医は、整形は見れないが外傷は見れるんです

これを知らない人がかなり多い!!

大抵の医師は救急外来や総合診療を何年も経験していますので、
手を切っただの、外傷、皮膚の傷を消毒したり縫うことができます。
ですから、こうした患者を電話や窓口で見つけたときは、必ず診察できないじゃなくて、
医師に直接電話で確認しましょう。

医師は大抵外傷の手術が高額だと知っていますから断る人は非常に少ないです。
さらに、昼間の時間外は患者を受け入れるべきです。

外傷とは行っても、骨折疑いは絶対に断るべきです。
大抵の内科医は、外傷の外科は見れても整形外科は範囲外です。
そもそも内科の病院に手術室やギプスはないでしょう。
骨折しているしていないの判断は整形外科医でないと、わからないしクレームの種になります。

でもぎっくり腰はぎっくり腰と100%わかれば診察してもらえるでしょうw

●外来投薬を28日にする。

本当は、毎月患者に来院してもらえばいいんですが、
月の日数は、2月は28日だったり、7月は31日だったりとまばらです。
本当は投薬日数を月数に合わせればいいんですが、
患者の少ない病院が来院頻度を上げるテクニックで28日投薬というのがあります。
私は知らなかったのですが、転勤してきた医者が毎月28日投薬するので驚きました。

簡単に考えれば、
365日のうち、12回来院する患者を、
365日÷28で、13回以上来院が必要です。(1月で2回投薬する)
実際28日で薬を出すと、つじつまあわせもしたりするので、
経過を見ときましょうということで検査7日投薬とかして
13回以上来院する事になり、
特定疾患療養管理料と再診と、外来管理加算代が多く算定できるのですね。

●レントゲンやCTの撮影回数を増やす

胸のレントゲンやCTは高齢者の病院であれば肺炎の疑い(誤嚥性肺炎)でスクリーニング検査としても算定できるでしょう。 CTは肺がんの疑いなどの病名をつけますが。

胸以外でもCTは撮影できます。
脳で古い脳梗塞があるかどうかなど。

特に関節。
関節CTも関節内骨折などの診断に必要なものだと解釈できます。

算定件数を増やす。
CTは1回撮影すると12000円以上なので売り上げを上げるにはちょうどいい。

●外来の売上げに療養入院待ちはほとんど足しにならない

100床ぐらいで療養を持つ病院はそもそも特色は、療養を持っているということぐらいです。
療養の入院を待つ患者は、大抵他院や、他施設にいることから、療養を待つ患者は多いほどいいですが、
外来のうまみは少ないです。
症状は小康状態なので大抵病院で見てもらう必要がなかったりします。

●企業健診からの保険診療は外来売上げの維持ぐらい

総合病院のように難しい疾患や手術も特に見ることができないので、
ほったらかしにすると患者数は減るばかりですから、
軽症の患者で繋ぐにも、企業健診はかかせません。

企業健診から保険診療への流れが普通ですが、これでは売上げを伸ばすには至らず、維持するという言葉が近いです。
企業健診からの大腸ファイバー、胃ファイバーは、強引にでも月何件かやるべきですが、
特に変化の無い内視鏡は、1回検査するのに患者を探さないといけないし、
患者の負担も大きいからたまにしか出来ません。

●私が思うに、療養型の病院の売上げを上げるにはずばり管理料です

管理料とは、透析患者も外来売上げに強く貢献することは言うまでもありません。
透析患者は、大体月に4万点ぐらいになるので、病院の売上げには非常に貢献します。
大体患者1人につき、40万円ですから、(透析患者の投薬なども含めて)
外来透析を10人かかえることで、約400万円ぐらいは稼げます。
でも大抵透析はすでに抑えているでしょう。患者上限もあるしこれで稼ぐには難しいです。

私の言う管理料は、糖尿病管理料と在宅酸素です。
療養型の外来に来る患者は身障を持っている人が多いので診察額をなんぼあげても患者負担は変わらないことをもっと利用します。

●糖尿病管理料のうまみ

糖尿病自己注射管理料は、再診料69点、外来管理加算52点、糖尿病管理料820点、在宅自己血糖860点(月60回自己測定)、針加算130点、
管理料と再診料だけで一人につき、月18010円も算定できます。
これは、内視鏡1回の点数に近い金額です。
内視鏡は患者を探すのも大変だし、たまにしかできないというのも前述しましたよね。
これを毎月収入として得られるのは非常に重要なことです。

ですから、インシュリン導入の糖尿病患者を月に20人集めたら、
投薬あわせれば軽く40万円以上行きます。

●在宅酸素管理料のうまみ

在宅酸素は、再診料69点+外来管理加算52点+
在宅酸素管理料2500点+酸素濃縮4000点+デマンドバルプ加算300点+携帯酸素880点
管理料と再診料だけで毎月78010円、
約80000円もの管理料が算定できます。
これは、病院は患者の酸素のレンタル料も支払うわけですが、
病院の報告としての表面上のみせかけ売上げアップにはもってこいの管理料です。

(思いついたら他の方法も後で追記予定)
算定漏れが無いように、前月比較し漏れをなくす。(総合病院では、いろんな管理料があるのでそれすべて比較すれば漏れを減らせる)

●病院の介護職員などが管理する外来患者の定期投薬はすべて1ヶ月毎来院に変更

医師の気分で薬が45日とか60日でている患者や、通所職員、介護職員が家族の代わりに面倒を見ている患者は、長期投薬は最大一ヶ月までにします。

●このうまみの大きい管理料を、通所リハビリ、デイサービス対象者に加えてもらう

こういった管理料の高い点数を算定できる患者を、
通所リハビリとデイサービス対象者に導入してもらえばいいわけです。
患者の家族などの相談があるとき、他院の相談、他施設の相談があるとき利用してもらいます。

介護サービス利用者に管理料算定患者がいれば、介護担当者が無料送迎もしてくれるし、
デイサービス利用者であれば、週に2〜3回は病院に来るので優先的に診察を受けれるでしょう。
医事課と通所リハビリ、デイサービス、介護サービスの連携が大事です。
今回実際連携しているのはMSWだけですが。
(利用者に病気なのに、介護している人が気づかずに受信していないという疾患持ちが隠れているケースもあります。)

●他にも総合病院では主訴を増やすというのもあります

高齢者の生活保護受給者の不定愁訴や、実は血尿があるなどを初診の問診の時に聞きだす。
時間をかけてはいけない、一瞬で、昔の既往歴を言わせる。
結構重い病気を持っているがほったらかしにしている人もいる。

大抵病院というのは主訴にしか治療できない為、医者は患者が言わないと何もしない。
だけど、糖尿病があってほったらかし、癌の術後数十年ほったらかし、
実は30年前大病にかかったがほったらかしなど昔癌で今1年前からパンツに血がつくなど。

であれば、医者は離して置くが出来なく、次検査しましょう、経過見ましょうなどになる。
医療事務は医療について携われないので、詳しく聞いてはいけないですよ。
相手が言いたくなる環境にして、問診に記載すればいい。
高齢者、身障、生活保護は医療費の患者負担が少ないので病院として手放しには出来ない
あとはすべて医者の判断ですが、(何もしない場合が多いけど)後日の専門外来受診を促したりなど、医療費が上がる確率は上がります
身障を持っている人は2ヶ月に1度受診を、1ヶ月に一度受診に変えるだけでも売り上げは上がります。

●私はこの方法で、売り上げを約150%アップさせました

なんだこんなことかと思うかもしれませんが、意識するとしないとではやっぱり違います。
小さい病院でも毎月100万円売り上げを上げれば年間1200万円の売り上げアップ。事務を2人新しく雇えますよ
内視鏡の計算を間違う人は多いです。大腸内視鏡、胃内視鏡の算定方法