病名略語でレセプトチェックしよう

ウイルス性肝炎でAFPの疑い病名と管理料のルール

すべてが自動算定の電子カルテ病院を勤めて、その後ブランクが合ったので、何年も前に覚えたことをすっかり忘れていました。
本当に仕事ができない奴ってこのことですね。

ウイルス性肝炎や肝硬変の場合、AFPに病名つけなくてもいい

腫瘍マーカーの検査をすると必ず病名が必要です。
PSAだと前立腺がんの疑い、SCCだと肺がんの疑いといったふうに。
腫瘍マーカーの疑い病名を参考に

でも、ウイルス性肝炎や肝硬変の場合は、いちいちAFPで肝癌の疑いを付けなくてもいいんです。

間違い:悪性腫瘍特異物質管理料2項目以上400点(PSA,AFP)

ウイルス性肝炎もしくは肝硬変を持つ人が、
PSAとAFPをした場合、
悪性腫瘍特異物質管理料 2項目以上400点(PSA,AFP)を算定するのは間違っています。
丸悪というやつです。

完全に忘れてたんですが(死語) 癌や癌術後の確定病名が付いている人に腫瘍マーカーの検査をすると、 悪性腫瘍特異物質管理料、1項目の場合360点、2項目以上の場合400点を算定するじゃないですか。

正しい:悪性腫瘍特異物質管理料1項目の場合360点(PSA)+腫瘍マーカーAFP 115点+生化学的検査U114点

ウイルス性肝炎や肝硬変を持っている場合は、AFPを算定する場合、 悪性腫瘍特異物質管理料1項目の場合360点(PSA)

        +

腫瘍マーカーAFP 115点+生化学的検査U114点
を算定するのが正しいです。
(静脈血採取は管理量に含まれるため算定できない)

忘れやすい例外のAFPのルール

算定本には以下のように記載してあります。

悪性腫瘍の診断が確定した場合であっても、
次に掲げる場合においては、区分番号「B001」特定疾患治療管理料の
「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料とは別に腫瘍マーカーの検査料を算定できる。

ア 急性及び慢性膵炎の診断及び経過観察のために「5」のエラスターゼ1を行った場合
イ 肝硬変、HBs抗原陽性の慢性肝炎又はHCV抗体陽性の慢性肝炎の患者について、「3」のα−フェトプロテイン(AFP)、「8」のPIVKA-U半定量又は定量を行った場合(月1回に限る。)
ウ 子宮内膜症の診断又は治療効果判定を目的として「9」のCA125、「18」のCA130又は「16」のCA602を行った場合(診断又は治療前及び治療後の各1回に限る。)
エ 家族性大腸腺腫症の患者に対して「2」の癌胎児性抗原(CEA)を行った場合