病名略語でレセプトチェックしよう

在宅自己注射指導管理料、主に糖尿病の算定の仕方

糖尿病の在宅自己注射指導管理料の定番のわかりやすい算定の仕方です。
医療事務に転職した方など向けです。
私は転職したとき、医療費の計算に苦労した為書きました。

自宅でインシュリンなどを自分でお腹とかに打つのですが、
在宅注射の薬剤を支給したときには、毎月1回@在宅自己注射指導管理料を算定します。
在宅で算定する注射薬剤代には、A単位数と日数の入力が必要です。
その注射薬剤の針を自分で交換する場合、(ディスポーサブル使い捨てでない場合)
B注入器用注射針加算
を算定し、自己血糖を家で測るならばC血糖自己測定器加算を算定します。

@在宅自己注射指導管理料とは、

糖尿病のインスリン(ノボラピッド、ランタス)、関節リウマチのアクテムラ
、子供の低身長の成長ホルモンのジェノトロピン(ソマトロピン)、骨粗鬆症のフォルテオ皮下注、
血友病の注射などが上げられますが、家で自分で自分に注射を打つもののことです。

在宅自己注射指導管理料には、複雑な場合と1以外の場合とありますが、ほとんど1以外で算定し、
複雑な場合に対応するのは、インスリンポンプを使った持続皮下インスリン注入療法ぐらいです。
インスリンポンプを使った算定は対応病院を知りませんが、付随して算定する加算がほかにあります。

A在宅で算定する注射薬剤代には、A単位数と日数の入力が必要です。

例にノボラピッド注フレックスペンと、ランタス注ソロスターで紹介します。

私の働く療養型病院では、カルテにボールペンで以下のように書いてあります。
2ヶ月に一回受診
ノボラピッド3本(3-3-3-0)
ランタス1本(0-0-0-4)
この括弧の中の(0-0-0-0)というのは、(朝前-昼前-夕食前-寝る前)です。

病院によっては、試しうちの単位数として2回追加して計算します。
ノボラピッド、ランタスは1本300単位、3本出ていて900単位なので、
ノボラピッド1日9単位、それぞれに試しうちとして6単位追加し、1日15単位消費として
900÷15=60日なので、60日分処方といういことです。
ランタスは、300÷6なので50日分です。

たいていの場合、
ノボラピッド注フレックスペン 300単位(朝3、昼3、夕3、60日分)
ランタス注ソロスター(寝る前4、60日分)
と書きます。

ノボラピッド注フレックスペンは作用は10〜20分超速効型インスリンアナログ製剤
ちなみにランタス注ソロスターは、作用1〜2時間後、は24時間で基礎分泌の補充として主に寝る前に使い、
インスリンの種類については 他サイト参照 http://www.club-dm.jp/column/5/3.php
どちらも注入器一体型なので、注入器加算は算定しません。
(インスリン製剤一覧表を当サイトでも乗せたい予定)

B注入器用注射針加算を算定します。

このインスリン製剤に毎回針を付け替えて自分に注入するわけです。
この方は、1日4回注入するので、
130点ではなく200点の1以外の場合で算定します。
(2)のア参照。

C血糖自己測定器加算は、血糖をコントロールを把握する事で、

殆どのインスリン導入患者が使っています。
インスリンを導入していない投薬の患者が自己測定する場合は実費負担です。
糖尿病になると非常に重い合併症になることがあるので、厳格にコントロールが必要ですし、
医者が患者の状態を知る方法の一つにもなるし、インスリンの打ちすぎなどを防いだりも出来ます。

血糖自己測定器加算には種類が有り、
月20回以上算定する場合400点、
月40回以上算定する場合580点
月60回以上算定する場合860点、
月80回、月100、月120とあり、
月60回以上は、1型糖尿病、12歳未満の低血糖、妊娠中の糖尿病患者だけ算定可能。

私が働く療養型病院では、処方箋にボールペンで以下のように書いてあります。
クイックセンサー4箱

測定機械は大抵の病院は病院から貸し出して有ります。
このセンサーの箱数で算定点数を決めます。
クイックセンサーは1箱25枚入っていて25回算定できるので、
60日で4箱でているならば、100枚を60日で使うので、
30日当り50回、
つまり、月20回以上算定する場合で算定します。

このカルテの答えは、

2ヶ月に一回受診、
在宅自己注射指導管理料 820点
血糖自己測定器加算 月20回 400点×2=800点
針加算 200点
ノボラピッド注フレックスペン 300単位(朝3、昼3、夕3、60日分)
ランタス注ソロスター(寝る前4、60日分)

これを違う方向で考えると、30日に一回受診にしてもらえれば、
在宅自己注射指導管理料 820点と針加算と再診料がもう一月分算定できるので
病院にとっては収入増になりますが、患者負担増になります。
さらに、治療の改善により、インシュリンをしなくてもよくなると病院は収入が減ります。

参考:在宅自己注射で針だけ処方していい理由