病名略語でレセプトチェックしよう

泌尿器科で多いエコーの取り漏れや算定を解説します

医師が自分でやる検査がある泌尿器はオーダーが出ないため算定を見過ごす

エコー点数の種類を医療事務はまず知っている必要があります。
医療事務のための泌尿器エコー算定方法の解説です。

心臓エコー 880点
腹部エコー 530点
その他エコー 350点

泌尿器や消化器の専門医は、いちいち自分より読影が低い、手間のかかる検査技師に頼まずに、ポータブルの機械を使ってエコーを自分でやります。
医師が検査技師にエコーを頼むことがオーダーにつながり
電子カルテやオーダリング病院では、そのオーダーがありさえすれば点数を取り漏れないのですが、
医師が自分でエコーをすることにより、オーダーがなくなり、算定漏れが出現するのです。

医療の正確さを求める高度な行為が診療報酬の減点に繋がる面白い例だと思います。
(オーダーをださなければ医療事務が算定をしないということね。)
次の記事は2次救急病院で特に多い、取り漏れをいっぱいネットに公開してやろうと思います。

●FASTを算定

まず、2次救急、3次救急では、腹部外傷があればFASTをします。
FASTは腹部超音波迅速診断の事で、腹腔内の出血をエコーで迅速に確認します。
病名は腹腔内臓器損傷の疑いでいいと思います。
カルテ記載にFAST:状態とかあれば、腹部エコーが算定できますよ。

●ポータブルエコーを算定

ポータブルエコーとカルテに記載があれば、エコー代が算定できます。
わからなければ医師に確認すればいいし、私は慣れているので、医師の所見を見れば
今日やったものか、過去の所見を再確認したものかわかりますのでどんどん算定します。

結石の診断のため、医師がオーダーを出さず自分でエコーすることも多いです。

神経因性膀胱や前立腺肥大の診断のため残尿測定(残尿エコー)することもあるし、
ウロフロー(Qmaxがどうたらこうたら)かかれる尿流測定の算定漏れも注意です。

●陰のう水腫、下腹壁ヘルニアの判断

子供とかで、水腫か下腹部のヘルニア(脱腸)かわからないとき
広範囲なエコーは、腹部エコーで算定していいと思います。
疑い病名をしっかりつけましょう。

●陰嚢エコーの算定

陰嚢って男性の玉袋です。
陰嚢水腫や、陰部が痛いとき、陰嚢炎や精巣炎、精巣捻転の場合があります。
それを判断するためのエコー350点です。

●精巣捻転のドプラ法を忘れずに

算定本に載っていますが、精巣捻転疑いのバルスドプラ加算は認められています。

●陰茎部に異物が入ったものをとるのは?

陰茎部のおもちゃ摘出は今のところ筋肉内異物2840点で。

ちなみに、同日に腹部エコー530点とその他エコー350点は同日には取れないですから注意を。
取りもれていたのであればかなりの収入増になるのではないでしょうか。

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